「手術をして終わり」ではありません。メスを握る医師の「本当の責任」について - シグナス形成外科美容外科クリニック|新潟県新潟市 AGA・薄毛診療、美容・形成外科

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「手術をして終わり」ではありません。メスを握る医師の「本当の責任」について

2026.08.25

院長の曽束です。

カウンリングの中で、患者さんから「手術の後は、何回くらい通院が必要ですか?」とご質問をいただくことがあります。ダウンタイムやお仕事のお休みを調整するため、当然の疑問ですよね。

その際、私は術式に合わせた大まかな通院スケジュールをお伝えするとともに、必ずこう付け加えています。 「もし順調で何も問題がないと感じても、どうか面倒くさがらずに見せに来てくださいね」と。

本日は、私がクリニックの診療において最も大切にしている「術後の経過観察」と、執刀医としての責任についてお話しさせてください。


老化を治しに行ったのに「老化のせい」と言われる悲劇

昨今、美容医療が身近になる一方で、いわゆる「手術をして終わり(やりっぱなし)」というクリニックの風潮を耳にすることが増えました。

以前、他院で手術を受けられた患者さんから、こんな悲痛なお話を伺ったことがあります。 その方は、手術からしばらく経った後に気になる症状(合併症)が出たため、執刀してもらったクリニックへ相談に行きました。しかし、そこで医師から言われたのは「それは加齢(老化)のせいだから仕方ない」という、耳を疑うような冷たい言葉だったそうです。

ご自身の加齢やたるみを改善したくて、勇気を出して安くはない費用を払い、手術を受けたはずです。それにもかかわらず、術後の不調を「老化のせい」と片付けて責任から逃れようとする。 これほど矛盾した、そして無責任な対応はありません。私は同じ医師として、強い憤りと悲しみを覚えました。


手術直後は「ゴール」ではなく「スタート」です

美容外科や形成外科の手術は、直ちに命に関わるようなものではありません。そのため、「痛みもないし、見た目も良くなったから、もうわざわざ病院に行かなくてもいいや」と自己判断されてしまう患者さんも少なくありません。

しかし、私たち形成外科専門医の考え方は違います。 手術の当日・手術の直後は、決して「ゴール」ではありません。そこが「スタート」なのです。

切開した傷跡がどのように治っていくか、移動させた組織(脂肪や筋肉)がどのように定着していくか。これらは数週間から数ヶ月、時には半年という時間をかけて、ゆっくりと変化し、完成へと向かっていきます。

患者さんご自身が「順調だ」と感じていても、プロの目から見ると「もう少しここをケアした方が、最終的な傷跡がもっと綺麗になる」といった微細なサインが隠れていることがあります。 その小さな変化を見逃さず、一番美しい「完成(本当のゴール)」まで導くこと。それが、術後の経過観察を徹底する最大の理由です。


うまくいっていない時こそ、私のところへ来てください

どんなに熟練した専門医が細心の注意を払って手術を行っても、人間の体である以上、想定より腫れが長引いてしまったり、治る過程でわずかな左右差が生じたりすることは、理屈上どうしても起こり得ます。

実は、私が大学病院で勤務医をしていた頃から、「うまくいっていない時こそ自分が診る」というスタンスは全く変わっていません。 当時、手術で入院される患者さんには、事前に「うまくいっていない時ほど、私が病棟に頻繁に現れますからね」とお伝えしていました。 すると、手術が順調に終わった後、私が週に1度の通常の回診でひょっこり病棟に現れただけで、「えっ!先生が来たってことは、私どこか悪いの!?何事!?」と患者さんを激しく困惑させてしまったこともありました(笑)。

(あの時の患者さん、驚かせてしまって本当にごめんなさい……。)

でも、それくらい「何かあれば絶対に自分が最後まで診る」という覚悟を持って、日々患者さんと向き合っています。

ダウンタイムが辛い時、不安な時、そして万が一仕上がりに微調整が必要になった時。 他の誰でもない、あなたにメスを入れた「私」に一番に診せてください。 当院では決して「加齢のせい」などと責任転嫁することはいたしません。状態が落ち着くまで何度でもお話を聞き、必要な処置や追加の治療を、最後まで私が責任を持って担当させていただきます。


私は「魔法使い」ではありません。だからこそ嘘はつきません。

ここまで「責任を持って診る」と力説してまいりましたが、一つだけ、患者さんに正直にお伝えしておかなければならないことがあります。

私は「魔法使い」ではありません。 骨格や組織の限界を超えて、すべての理想やご要望を100%魔法のように叶えられるわけではありませんし、私自身も決して万能ではなく、医学的に知らないことや、経験したことのない稀なケースに遭遇することも正直に言って多々あります。

ですが、その時は決して適当に誤魔化したり、知ったかぶりをしてメスを入れたりすることはありません。 「より安全で確実な方法を探るために、その道の専門の先生(エキスパート)に相談したり、最新の文献を調べたりするお時間をください」と、包み隠さずお願いさせていただきます。

自分の限界を知り、最善の選択肢を探求し続けること。それこそが、命と体をお預かりする医師の本当の誠実さだと信じています。


他のクリニックで受けた手術の「他院修正」も積極的に行っています

そして、すでに「他院での手術の仕上がり」で悲しい思いをされている方へ。 当院では、他院で受けた手術の修正(他院修正)についても積極的に診察・治療を受け入れております。

一度手術をした組織は、内部で複雑に癒着(ゆちゃく)していたり、前の先生がどのように組織を処理したかが外からでは分からなかったりするため、初めて手術をするよりも遥かに高度な「再建の技術」と「時間」が必要になります。

そのため、大変心苦しいのですが、通常の初上手術よりも少しだけ修正の手術費用が高くなってしまいます……そこも本当にごめんなさい。

ですが、組織の再建を専門とする形成外科専門医として、持てる技術のすべてを注ぎ込み、本来の自然な美しさを取り戻すために全力で治療にあたらせていただきます。他院で「もう治せない」と断られてしまった方も、決して諦めずに、まずは一度見せに来てください。


一生お付き合いできる「主治医」として

シグナス形成外科美容外科クリニックは、手術という「点」のお付き合いではなく、術後のアフターケアも含めた「線」のお付き合いを大切にしています。

手術をしてさよなら、ではなく、「先生、あれからこんなに調子がいいですよ!」と笑顔で経過を見せに来ていただけるような、そんな温かく信頼されるクリニックでありたいと願っています。

美容医療に不安をお持ちの方、過去の治療で孤独な思いをされた方は、ぜひご相談にいらしてください。カウンセリングから手術、そして最後の術後検診まで、私がしっかりと伴走させていただきます。

ご予約・ご相談

当クリニックは完全予約制です。

※日/月/祝日(場合により開院することあり) ※土曜日は16:00まで

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