院長の曽束です。
今回は、シグナス形成外科美容外科クリニックの診療方針に関わる「あるルール」についてお話しさせてください。
当院では、美容外科手術をはじめとする多くの手術において、初診当日の施術はお断りし、「手術のご予約は、原則としてカウンセリングから2週間以上先」とさせていただいております。
これには、形成外科専門医としての明確な理由と願いがあります。
手術を「その場の勢い」で決めてほしくないから
昨今の美容医療業界では、「今日手術をすれば割引になる」「せっかく来たのだから、今日このままやっていきましょう」と、当日手術を強く勧めるクリニックも少なくないと耳にします。
しかし、ご自身のお顔や体にメスを入れる、あるいは組織を操作するという行為は、決して「お買い物のついで」に行うようなものではありません。どれほど優れた術式であっても、ダウンタイムやリスクは必ず存在します。
クリニックという非日常の空間では、どうしても気持ちが高揚したり、焦ってしまったりするものです。だからこそ、一度ご自宅に帰り、いつもの生活の中で冷静に鏡を見て、「本当に今、この手術が必要か」「ダウンタイムの休みは取れるか」を自問自答していただく。そのための「冷却期間」として、意図的に2週間という時間を設けさせていただいております。
「やっぱりやめる」という選択も正解です
時間を置いてじっくり考えた結果、「やっぱり今は手術を見送ろう」という結論に至ったとしても、それは全く問題ありません。それが、その時のあなたにとっての「正解」だからです。
不安や迷いを抱えたまま手術台に上がるのと、「この方針でいこう」と心から納得して上がるのとでは、術後の経過や心理的な負担が全く異なります。 手術を急がない、急がせないこと。これが、患者様の一生に向き合う当院の譲れないスタンスです。
【例外】粉瘤やホクロなどの「皮膚腫瘍」について
ただし、このルールには一つだけ例外があります。 保険診療の枠組みで行う「簡単な皮膚腫瘍(粉瘤、ホクロ、イボなど)の切除」に関しては、初診当日の日帰り手術にも対応しております。
「ずっと気になっていたできものを、今日すっきり取ってしまいたい」という機能的・日常的なお悩みに対しては、あえて2週間お待ちいただく必要はないと考えているからです。
当日切除をご希望される患者様へ、一つだけお願いがございます。 手術の準備や枠の確保の都合上、WEBや電話で診察をご予約いただく際に、「当日切除を希望する」旨を必ず一言お伝えください。 (※もちろん、診察の結果、サイズが大きい場合や悪性が疑われる場合、あるいは当日の予約状況によっては、後日の手術をご案内させていただくこともございます。その点は何卒ご了承ください。)
まとめ:ファストフードではない、本質的な医療を
「今日すぐやってほしい」という美容手術のご要望にはお応えできないため、ご不便をおかけすることもあるかもしれません。
しかし当院は、手軽さを売りにする「ファストフード」のような医療ではなく、数年後、10年後も「ここで手術を受けてよかった」と思っていただける、本質的な再建・美容医療を提供したいと考えています。
まずは一度、カウンセリングにお越しください。 どのような治療が最適か、専門医として医学的根拠に基づいた選択肢をご提示しますので、ぜひご自宅へ持ち帰り、じっくりとご検討いただければと思います。









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